沖縄そばとは
沖縄そばは「蕎麦」ではなく、小麦粉で作られた麺を使用しています。
ダシは大きく分けて豚骨とカツオ節からとっており、お店により豚骨ベースかカツオベースの味に分かれます。また、麺もお店により太さやコシに違いがあります。
そばの種類(メニュー)はトッピングによって名称が変わってきます。
沖縄そば
かまぼことネギ、豚バラ肉が1~2枚されたスタンダードでシンプルなそば。
ソーキそば
上記の沖縄そばの肉が豚のスペアリブになったそば。
三枚肉そば
上記の沖縄そばより豚バラ肉が多くトッピングされたそば。
※三枚肉とは豚バラ肉のことを言い、肉が三枚トッピングされていることではありません。
その他、野菜炒めがトッピングされた「野菜そば」や豚足がトッピングされた「テビチそば」、麺にヨモギを練りこんだ「ヨモギそば」などがあります。これらを総じて沖縄そばとも呼びます。
昔からある人気のうまい沖縄そば屋13選
山原そば [北部エリア]
本部町にある山原そばは、沖縄古民家で昭和の時代を感じる懐かしい雰囲気の有名なお店。写真はソーキそばで、ダシはカツオベースで麺は中太麺。甘辛いソーキはややかためです。
美ら海水族館から車で20分程度ですので、お昼ご飯で立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
きしもと食堂 [北部エリア]
本部町渡久地にあるきしもと食堂の本店は明治38年創業の老舗中の老舗。薪を焼いて残った灰を水に溶かし込んだ上澄みを麺に使用している昔ながらの製法です。お昼は地元や観光客の行列ができる超有名店。
なかむらそば [北部エリア]
恩納村の国道58号線沿いにあるなかむらそばは、目の前に広がるきれいな海を見ながら食べることもできます。 写真のそばは大きな三枚肉がトッピングされたそば。
前田食堂 [北部エリア]
大宜味村の58号線沿いにある前田食堂では普通の沖縄そばとは違うちょっと変わったそばを食べることができます。シャキシャキのもやしとネギ、牛肉をスパイシーな胡椒で炒めた具が麺の上に山盛りの牛肉そば。味は胡椒のパンチが効いたスパイシーな味で、好きな人は病みつきになるほど。胡椒が苦手な方は普通の沖縄そばもあります。
宮里そば [北部エリア]
名護市で人気の宮里そばは、地元のお客さんでいつも賑わっていてお昼はいつも満席です。写真はソーキそば。ダシは鰹節からとったカツオベース。麺は中太麺のスタンダードな麺。ソーキも甘辛の味付けでおいしかったです。ソーキの上に乗っている結び昆布との相性もいいです。
八重食堂 [北部エリア]
名護市にある八重食堂ではヤカンに入ったダシを自分で好きな量だけ注いで食べます。ダシは飲み放題なのでダシ好きにはとってもうれしいシステムです。写真はソーキそば。麺はきしめんのような平たい麺で、ダシは薄味のあっさり味。ソーキは甘辛味付けで骨と肉からスーッと簡単に取ることができるので食べやすいです。
高江洲そば [北部エリア]
浦添市のパイプライン通りにある高江洲そばは昔から人気の名店で、ゆし豆腐そばが人気のお店でお昼時間はいつも地元のお客さんで満席です。 写真はソーキそば。ダシはあっさりのとんこつダシベースでほんのり塩味がします。麺は縮れ麺でダシとよく絡むのでズルズルとおいしくいただけます。ソーキはあっさり塩味で、軟骨はトロトロと柔らかいです。
浜屋 [中部エリア]
北谷町の宮城海岸にある浜屋は人気の沖縄そば屋です。 写真は軟骨ソーキが乗った人気No.1の浜屋そば。ダシは豚骨でとったとんこつベースのあっさり塩味。そして、あっさり味付けの軟骨ソーキがトロトロしていて軟骨ソーキ好きにはたまらない。その他、薄焼き卵とネギが乗っています。
てだこそば [中部エリア]
浦添市にある地元の人に人気のお店で、お昼時間はいつも満席状態。写真はソーキそば(大)。とんこつラーメンのような白いダシは見た目とは違い、あっさりしています。麺は太めの生めんを使用しているのでうどんよりはラーメンの麺に近い感じ。生麺はゆで時間が長いので注文してから10分程かかります。お客さんが多いときは20分ほど待つこともありますのでのんびり待ちましょう。ソーキは甘辛味の軟骨ソーキでトロトロです。
そば処 玉家(本店) [南部エリア]
南城市大里にある本店は超人気の有名店です。写真はソーキそば。ダシは豚骨とカツオからとったうまみのあるダシでおかわりしたくなるほどで他店にはない上品なダシ。
麺は細平麺で腰があり、長いのが特長。ソーキは薄い甘辛味で骨から肉がスーッと取れるので食べやすいです。その他かまぼことネギが乗っています。
すーまぬめぇ [南部エリア]
すーまぬめぇは那覇市国場(なはしこくば)の住宅街にある沖縄そばの名店で、開店と同時に満席になるほどです。上の写真はスペシャルそばで、沖縄そばでソーキ(スペアリブ)と三枚肉(バラ肉)、テビチ(豚足)の3種類が入ったそばです。ダシはカツオベースのあっさり味で女性におすすめ。麺は歯ごたえがある長い平麺です。すーまぬめぇは「潮間家の前」という意味で屋号の愛称だそうです。
しむじょう [南部エリア]
那覇市にあるしむじょうは築150年余。石垣や樹齢100年余の椿の木があり、古き良き沖縄に触れることができるそば屋です。国の登録有形文化財に指定された沖縄の古民家をお店としていますので、沖縄らしさを感じれる。上の写真は本ソーキそば。ダシはカツオベースのしっかりしたダシ。ソーキは甘辛味で見た目よりは辛くない。麺は細平麺でコシがあります。その他、かまぼことネギが乗っています。
首里そば [南部エリア]
首里城近くにある首里そばは、開店前から行列ができる人気のそば屋です。写真は首里そば(大)で、豚肉と鰹節からとった超あっさりダシですが、コクがあってとってもおいしいです。麺は手打ちで歯ごたえがあり、私が知っているそば屋の中で一番麺が固いです。肉は三枚肉と赤身が乗っていて、甘辛い醤油ベースの味。沖縄そばは紅ショウガが普通ですが、首里そばには刻んだ生の針ショウガが入っているのが特長です。あっさりでおいしい首里そばは女性や小さなお子様連れにおすすめです。