沖縄らしい赤瓦屋根の古民家
石垣市の市街地にある宮良殿内(みやらどぅんち)は1819年松茂氏八代宮良親雲上当演が八重山最高の役職に任命されたことを記念に建造されたといわれています。
銘文より
重要文化財建造物 名勝
旧宮良殿内(めーらどうぬず) 旧宮良殿内庭園 国指定 昭和47年5月15日
文政二年(1819年)松茂氏八代宮良親雲上当演が宮良間切頭職(八重山最高の役職)に任命されたことを記念に建造されたといわれる。上級士族の格式を備えた構えである。建物は木造平屋づくり本瓦葺きである。材料は総イヌマキで雨端柱(方言ハナシバーヤ)は根付丸太を使用している。屋敷は琉球石灰岩の石垣で囲い南西の中央に薬医門型式の門を建て、その西端に裏門を築いている。表門を入ると築地塀のぴんぷんがあって、中門を開ける。敷地のほぼ中央に母屋を配置しその東側には石を組み築山を築いた庭園がある。南東部に築地塀で囲った囲った便所を設け、表門と裏門の間に井戸を造ってある。
庭園は、首里の庭園師城間親雲上の設計指導によるもので、琉球石灰岩を主材料に五つの築山を築いている。これは日本庭園の伝統儀式を踏襲するもので日本庭園文化の伝播をみる上で貴重であるばかりでなく、わが沖縄の近世における上流階級の屋敷構えの中における庭園としてもっともよく保存されている。
石垣市教育委員会 昭和61年3月
写真
沖縄らしい古民家です。
石垣の門も立派です。
地図
詳細情報
営業時間 | 9:00~17:00 休業日:火曜日 |
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料金 | 大人200円、子供150円(小学生、中学生、高校生) |
所要時間 | 10分程度 |
アクセス | 1.出発地:石垣市役所 距離:約3.5km、時間:5分 2.出発地:南ぬ島石垣空港 距離:約12 km、時間:約21分 |
住所 | 沖縄県石垣市大川178 |
駐車場 | 無料 |
トイレ | なし |
バリアフリー | ー |