三山分立時代の初期14世紀前年の築城

糸数城跡は、現在の糸数村落南側の断崖上に築かれた古城で、築城年代は不明ですが、玉城按司が次男を大城按司に、三男を糸数按司に任したという伝説があり、おそらく「三山分立時代」の初期14世紀前年の築城であろうと思われています。
城壁は野面積みと切石積みと両方用いられ、切石積みの部分が最も高く約6メートルで、この上に立つと太平洋と東シナ海が眼下に望めます。
構造的には比較的単純な城で、西側は断崖を利用し、東北東に城門をひらいています。城内の随所には遺物包含層がみられ、そこからは土器に混じって中国製品の陶磁器類が発見されます。また、「琉球国由来記」にも記載された[糸数城之殿」も城内にあります。
写真

城壁の曲線がきれいです。

石積みの門もあります。

野面積みの城壁。

足元が悪いのでスニーカーなどの靴を履いて行くといいでしょう。
地図
詳細情報
営業時間 | 見学自由 |
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定休日 | なし |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 那覇空港から車で約40分 |
所要時間 | 約20分 |
住所 | 沖縄県南城市玉城字糸数 |
駐車場 | あり(無料) |
トイレ | なし |
バリアフリー | 未対応 |
公式HP | なし |