沖縄って夏のイメージが強いと思いますが、冬にしか楽しめないものや、冬だからこそ巡るべきスポットをご紹介します。
冬限定!
寒緋桜(見頃は1月下旬)
沖縄の寒緋桜は1月中旬から2月上旬にかけて咲く桜で、色は写真のように赤紫です。花は一重咲きで花弁は5枚。やや下向きに付きます。花が散るときは花ごとボタボタと落ちるように散ります。本島では北部から咲き始め、徐々に南部へと南下します。なぜかというと、気温と品種に関係しており寒緋桜は寒くなると咲き始める品種で、北部は南部より気温が1度から2度低く北部のほうが若干寒いんです。そのため北部のほうが早く咲くそうです。見頃は1月下旬。
沖縄の花見事情
県外のように桜の木の下で宴会や食事などはしません。ただ花を見るだけなんです。沖縄も冬はそれなりに寒いですからね。
桜まつり
桜の下で宴会や食事はしないけど、各地で「桜祭り」が開催されます。
有名な祭りは、
・本部八重岳桜まつり
・今帰仁グスク(城)桜まつり
・名護さくら祭り
・やえせ桜まつり
イベントも開催されますので、訪れてみてはいかがでしょうか。
※写真は本部町の八重岳で撮影
ホエールウォッチング(12月下旬~4月上旬)
毎年12月下旬から4月上旬ころにかけて、ザトウクジラが暖かい沖縄などの海域に出産・繁殖・子育てのためににやってきます。そして春になると、餌を食べるためにロシアやアラスカなどの北の海域へ移動するそうです。ホエールウォッチングのスポットには親子のクジラたちが数頭泳いでいます。時には高くジャンプして水しぶきが広がり、とても迫力があり感激しました。クジラの出現や天候により、ツアーの予定時間を越えることがあるらしいので、時間に余裕を持って参加されると良いと思います。野生のクジラを目の前で見れたときの感動はいい思い出になると思います。
船酔い対策
沖縄の冬の海は北風が強く吹くことがあり、海の状況によっては船が結構揺れます。船に自信がない方は乗船前に酔い止めを薬局で購入し、服用することをおすすめします。船酔い防止は、自分は絶対酔わない!と言い聞かす。前日は深酒をせず早く寝る。船の排気ガスを吸わない。外に出て遠くの風景を見て新鮮な空気を吸う。楽しい話をする。とにかく船に酔わないと自信を持つことです。
ホエールウォッチングツアー
冬でもおすすめのスポット
世界遺産巡り
平成12年に世界遺産登録された5つのグスク(首里城、中城城跡、座喜味城跡、勝連城跡、今帰仁城跡)と、その関連遺産の4つの遺物(園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽)。階段や急な坂が多く、歩く距離も長いので、冬に観光するのがおすすめです。夏の炎天下はとても大変です。
沖縄美ら海水族館
年間およそ400万人が訪れる美ら海水族館は、来館者数日本一位の水族館で、570種類11,000点の生き物を飼育しています。見どころは何と言っても世界最大級の水槽を一望できる黒潮の海。複数飼育が困難とされているジンベエザメの優雅な泳ぎやナンヨウマンタの壮大な泳ぎは癒されるでしょう。
営業時間 |
通常期(10月~2月)8:30~18:30(入館締切17:30)
夏季(3月~9月)8:30~20:00(入館締切19:00) |
休館日 |
12月の第1水曜日とその翌日 |
料金 |
通常料金
大人:1,880円
高校生:1,250円
小・中学生:620円
6歳未満:無料
16時~入館締切(4時からチケット)
大人:1,310円
高校生:870円
小・中学生430円
6歳未満:無料 |
所要時間 |
ざっと見て30分程度
じっくり見て1時間程度 |
アクセス |
那覇空港から高速道路を利用して約1時間50分 |
住所 |
沖縄県国頭郡本部町字石川424 |
琉球村
本島北部の恩納村にある琉球村は沖縄の昔ながらの古民家の観賞や工芸体験、伝統舞踊の迫力あるエイサーを見て踊って楽しむことができます。沖縄旅行は初めてという方は必見です。
営業時間 |
9:00~17:30(最終受付17:00) |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
大人(16才以上)1,500円、高校生1,200円、小中学生600円、 6才未満は無料
※高校生料金は学生証の提示が必要。 |
所要時間 |
約1時間30分
工芸体験をしたりするなら半日程度 |
時間帯 |
アトラクションのエイサーの公演時間に合わせていくといいです。詳しくは公式HPでご確認ください。 |
アクセス |
那覇空港から高速道路を利用して約1時間 |
住所 |
沖縄県国頭郡恩納村字山田1130 |
おきなわワールド
おきなわワールドは国内でも有数の規模を誇る鍾乳洞をはじめ赤瓦の古民家を再現した町並みを見ることができます。伝統工芸の体験もできるので時間があれば体験してみると楽しいと思います。その他エイサー(無料)も毎日公開されているのでこちらも見逃せません。
営業時間 |
9:00~17:30(最終受付:16:30) |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
フリーパス(入園券とハブ植物公園):大人1,700円、小人50円
入園券(玉泉洞&王国村):大人1,300円・小人650円
ハブ博物公園:大人650円・小人330円
※小人は4歳~14歳まで、15歳以上は大人料金。
※入場料金や時間等の詳細は下記公式ホームページでご確認下さい。 |
所要時間 |
1.鍾乳洞は約800mあり、ゆっくり歩いて約30分程、立ち止まってじっくり見て60分弱。
2.王国村は工芸体験なしで20分くらい。
3.お土産コーナーは10分から20分
4.ハブ博物公園は10分から20分。
※少なくても1時間30分は必要かと思います。
※工芸体験なども含めると半日か半日以上は必要。 |
時間帯 |
アトラクションのスーパーエイサーの公演時間に合わせていくといいです。詳しくは公式HPでご確認ください。 |
その他 |
鍾乳洞内では水滴が落ちてくる場所があるのでタオルがあるといいです。
カメラなど濡れて困るものがある場合は傘を持って行ったほうがいいです。 |
アクセス |
那覇空港から車で約30分 |
住所 |
沖縄県南城市玉城字前川1336番地 |
慶佐次湾のヒルギ林
ヒルギはマングローブのことで、慶佐次川の下流10ヘクタールに広がっており、沖縄本島では最大規模。ここでは本島でみられる4種類のマングローブのうち、「ヒルギ」「メヒルギ」「ヤエヤマヒルギ」の3種類のヒルギが見られます。
ヒルギは冬に枯れることがないですし、カヌー体験は少し寒いくらいがちょうどいいと思います。
慶佐次川マングローブカヌー体験
営業時間 |
見学自由 |
定休日 |
なし |
料金 |
無料 |
所要時間 |
約20分
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アクセス |
那覇空港から高速道路を利用して約1時間50分 |
住所 |
沖縄県国頭郡東村慶佐次 |
駐車場 |
あり(無料) |
トイレ |
あり |
バリアフリー |
遊歩道は車いすやベビーカーでも大丈夫です。 |
公式HP |
なし |
比地大滝
約26mの落差をもつ沖縄本島最大の滝で亜熱帯の森にあるオアシスのようで心も体も癒されます。入口から滝まで1.5kmあり所要時間は片道60分くらいかかります。道は木を使った階段や橋があり整備されていますが、急斜が繰り返し続いており結構大変です。夏は湿度も高く、汗をかきますので、冬に行くとだいぶ楽だと思います。
営業時間 |
夏季(4~10月)9:00~16:00 閉門18:00
冬季(11月~3月)9:00~15:00 閉門17:30
※自然災害及び緊急時、急な天候の変化によって入場を制限する場合があります。
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定休日 |
年中無休 |
料金 |
村外に住所を有する者は大人500円、子供300円
村内に住所を有する者は大人100円、子供50円
※子供は小学生~中学生(幼児は無料) |
所要時間 |
入口から滝まで片道約1時間。滝で30分から1時間程満喫して3時間程度予定に入れておいたほうがいいです。 |
アクセス |
那覇空港から高速道路を利用して約2時間 |
住所 |
沖縄県国頭郡国頭村字比地781-1 |
大石林山
大石林山は本島最北端の辺戸岬近くに位置し、2億年前の石灰岩が、雨水などで長い年月をかけて侵食されてできた日本で唯一の亜熱帯カルスト地形です。カルスト台地に石灰岩が露出している状態をピクナルといい、ここのピクナルは最大で約10メートルもあります。夏は湿度も高く、汗をかきますので、冬に行くとだいぶ楽だと思います。
営業時間 |
9:30〜16:30(17:30閉園) |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
大人:1,500円、子供(4歳~14歳)550円、シニア(65歳以上)900円 障がい者割引:大人750円 小人420円
※障がい者手帳をお持ちの方1名につき、付き添いの方1名適用。 |
所要時間 |
2~3時間 |
アクセス |
那覇空港から高速道路を利用して約2時間30分 |
住所 |
沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241 |
ガンガラーの谷
ガンガラーの谷は長い年月をかけて出来た鍾乳石や亜熱帯の自然を楽しむ体験ツアーです。約2万年前の旧石器時代に実際にこの地に生きていた港川原人の遺骨が発見されており、日本人のルーツであるのではと考えられています。今でも発掘作業や研究が進められています。
営業時間 |
9:00~18:00 |
定休日 |
年中無休 |
料金 |
大人:2,500円(保護者同伴の小学生以下は無料) 中学生以上:1,500円(要学生証提示) |
所要時間 |
約1時間30分 |
アクセス |
那覇空港から車で約30分 |
住所 |
沖縄県南城市玉城字前川202番地 |
国際通り
国際通りは、北は安里(あさと)三叉路から南は県庁前交差点までで距離にして約1.6Kmの賑やかな通りです。沖縄戦後の焼け野原から急速な発展を遂げたこともあり、通称「奇跡の1マイル」とも言われました。現在はお土産店や飲食店、雑貨店などがずらりと建ち並んでいます。夏の炎天下で歩き回ると大変ですが、冬なら暑さを気にせず楽しめると思います。
営業時間 |
各店舗により異なる(だいたい9:00~22:00) |
定休日 |
各店舗により異なる(ほとんどが年中無休) |
アクセス |
那覇空港から車で約5分 |
住所 |
沖縄県那覇市牧志 |
ひめゆりの塔
看護要員として戦場に動員され、亡くなっていった「ひめゆり学徒隊」の慰霊塔です。ひめゆり平和祈念資料館には、ひめゆり学徒隊の犠牲者の遺品や、ガス弾によって多くの犠牲者がでた伊原第三外科壕が実物大で再現されており、ひめゆり学徒隊について学べる場となっています。
営業時間 |
9:00~17:25(入館は17時まで) |
休館日 |
年中無休 |
料金 |
ひめゆりの塔は無料
ひめゆり平和祈念資料館:大人:310円、高校生:210円、小・中学生:150円 |
所要時間 |
約1時間 |
アクセス |
那覇空港から車で約25分 |
住所 |
沖縄県糸満市字伊原671-1 |
奥武島
奥武島は周囲約1.6kmあり、人口はおよそ1,000人の島です。島内はのんびりとした雰囲気で、新鮮な魚を安く買えたり食事もできます。奥武島へつながる橋を渡り終えると正面右にてんぷら屋さんがあり、行列ができる人気のお店です。奥武島へは近くを通る際にちょっと立ち寄って、沖縄風てんぷらを買って食べる感じで行くといいと思います。
アクセス |
那覇空港から車で約35分 |
住所 |
沖縄県南城市玉城字奥武 |