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大謝名メーヌカー
大謝名メーヌカー
看板より
宜野湾市指定史跡
大謝名(おおじゃな)メーヌカー
 大謝名メーヌカーは、地下水が流れる洞穴の前面をふさぎ、そこに樋をかけ湧き水を導く、いわゆる「ヒージャーガー」である。
 正面にある三つの樋口は大きな石柱で区画し、残る洞穴の開口部全体は布積みとあいかた積みの切石で頑丈にふさぎ、樋口の上部に小室を設け、水の神の香炉を安置している。樋の下には、他の「ヒージャーガー」によくある貯水槽ではなく、階段状の敷石となっている。周囲の土留め壁は三段に積まれ、その石垣の一部は切り石が使用されているが、ほとんどは自然石の野面積みである。
 メーヌカーに降りる石畳の坂は「カービラ」と呼ばれ、幅が約二b長さは二四bある二五段の石段である。
 大謝名区では上水道が完備される以前は、生活用水はもちろん、正月の「若水」や子供が生まれたときに使用する「産水」など、すべてこのメーヌカーの水を利用していたのである。
 現在でも区民はメーヌカーの恩恵にこたえて、正月、二月、八月の節々には「カーウガミ」を行っている。区にとっては部落発祥と大きくかかわる重要な湧泉である。
 また、近くには鍛冶跡といわれる「カンジャーガマ」や、その昔、牧港に出入りした日本船や中国船が水を求めたといわれる「ヤマトゥガー」などもあり、メーヌカー一帯は大謝名区の歴史を考える上で重要な場所である。
平成四年三月
宜野湾市教育委員会
所在地:沖縄県宜野湾市大謝名5地図
大謝名メーヌカー
大謝名メーヌカー