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伊祖城跡
石文より
県指定史跡 伊祖城跡(いそじょうせき)
昭和三六年六月一五日指定
 伊祖城跡は、伊祖部落の北東方に位置し、東西に延びる標高五〇b〜七〇bの琉球石灰岩の丘陵上に築かれた城(グスク)である。
 眼下に沖縄最古の貿易港牧港をはじめ宜野湾(ギノワン)、北谷(チャタン)の海岸、読谷(ヨミタン)の残波(ザンパ)岬、南西には慶良間(ケラマ)諸島を望む雄大な景観を呈し、要害(ようがい)の地になっている。
 伝承によると伊祖城(グスク)は英祖王(一二二九〜一二九九年)の父祖代々の居城といわれ、英祖王もこの城で生まれたという。
 比較的規模の小さな城であるが、 丘陵を取り囲む形で石垣が巡らされている。石積みは切石積みと野面(のづら)積みの両積石の技法が用いられ、東北向きの城門付近から本丸後(現伊祖神社付近)にかけては切石積み、南西側の断崖上の崖縁は野面積みとなっている。
 伊祖城跡の考古学的な調査はまだ実施されていないが、城内外からはグスク系土器や須恵器(すえき)、中国陶器(とうき)等が採取されている。
昭和六〇年三月二五日
沖縄県教育委員会
浦添市教育委員会
所在地:沖縄県浦添市伊祖地図